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本能の精度を高める

9月9日〜12日、第81回日本学生陸上競技対校選手権大会が国立競技場で行なわれました。
我が順天堂大学陸上競技部女子部は、なんと初日総合トップという快挙。

そして、終わってみたら総合53点で第4位という、過去最高成績を収めました。

戦前予想の段階で、「今年は過去最高を目指そう!」と部員達に訓辞を述べた私。しかし本当にそうなって、私が一番驚いています。
インカレがチーム競技であることを、改めて感じた大会でもありました。

初日、やり投の川述が4位、HJの前田が優勝という吉報を受けた後、夕刻に主将の望月が1500mでロングスパートを決めて優勝!
私が予想した箇所よりも若干早くスパートしたので「ゴールまで持つかな〜」と心配 でしたが、大声援と主将の意地で走りきってくれました。
これで完全にチームに勢いがつき、5000mの伊澤、800mの望月、伊藤、小松、3000mSCの後潟、小林の快走につながったと思います。

私も何度も悔しい思いをしてきたので、やっとこれまでの経験を活かすことができたな、と思います。

 

インカレの前、中長距離のメンバー達に言ったアドバイスは一つだけです。
「自分の得意パターンで攻めること。」

試合ではどうしても相手を意識しすぎてしまうからです。フィールド競技は比較的これが実現しやすいと思いますが、
トラック競技はレース展開があるので難しいのです。
頭でごちゃごちゃ考えるよりも、そのとき、その瞬間の本能で走る!に限ります。

本能を磨くには、いかに日々の練習において、真剣に、緊張感を持ってトレーニングができるかにかかっています。
そして、その環境をつくるのがコーチの仕事でもあるわけです。
まさに今年のインカレは、女子部員全員の本能がこの成績を生んだと思います。
『いつか必ず、日本インカレで総合優勝がしたいな〜』と公言できるところまで来ました。
部員諸君に感謝!!!!!

 

 

2012-10-04
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