夢への距離
陸上競技のTRACK & FIELDシーズン真っただ中、インターハイや世界陸上を目指して好記録が続出しています。
本学でも、後潟華奈子(スポ3年)が、日本選手権3000mSCで学生日本新記録で4位に入賞、続く日本学生個人選手権では優勝し、学生タイトルを獲得しました。
日本選手権ではこれまでのタイムを20秒以上更新する快走。
日本学連が定めるユニバーシアード派遣標準記録にあと8秒にまで迫り、翌週の日本学生個人選手権にユニバーシアード出場を賭けました。結果は残念ながら、派遣標準に届きませんでした。
しかし、それまで彼女にとって「ユニバーシアード」という夢はとても遠い存在だったのが、日本選手権のゴール後には、一気に手が届きそうな距離にまで縮まったのです。
日本選手権の女子5000mで優勝した絹川選手も、ラスト1000mから一気に世界陸上という「夢への距離」が縮まり、手中に収めることができたのだと思います。
夢への距離は、あっという間に伸び縮みするのです。
怪我をすれば遠くなり、好成績を収めれば近づきます。
夢への方向さえ間違わなければ、近づく瞬間がかならず訪れると、私は信じています。
FOTO by Kayoko ISIKAWA
2011-06-23