経験は財産
第79回日本インカレにおいて、我が順天堂大学は通算27回目となる総合優勝を勝ち取り2連覇を達成しました。女子は総合12位でした。
日本インカレでは、順天堂大学の名誉と威信をかけ、部員とコーチングスタッフが一丸となってこの大会に全力を尽くします。思い通りのパフォーマンスができた者もいれば、調子が悪かった者もいて、ひきこもごもありましたが、その凸凹をみんなでならしながら頂上にたどり着いたのだと思います。それが順天堂の戦い方であり、その伝統は脈々と受け継がれています。
今回、女子部では昨年悔しい思いをした4年生が表彰台にあがり、期待の1年生ルーキー達が大学対校戦の厳しい洗礼を浴びました。これらの経験はとても重要です。
私は1年次の日本インカレに怪我で出場すらできませんでした。応援席で声を枯らして先輩達に声援を送り、見事総合優勝を果たしたとき「来年は私も絶対に勝ってみせる!」と心に決めました。あの時の優勝の嬉しさと自分が出場できなかった悔しさが、2年次の優勝につながったのだと思います。
成功体験と失敗体験、どちらも全力を尽くした経験だからこそ、その後の自分に役立つのです。
学生達は未知なるパワーを秘めています。それを引き出すきっかけづくりができればいいな、といつも思っています。
2010-09-16