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「報・連・相・確」

組織の一員である以上、必ず遵守しなければいけないことは「報告」「連絡」「相談」そして「確認」であると私は思う。
我が順天堂大学陸上競技研究室にも、『報・連・相・確』という字が大きく掲げられている。(ちなみに私が学生の頃の研究室には「確認・確認・再確認」という標語が掲げてあったような・・・)
これは監督・上級生が、いま自分のチームに何が起こっていて、どのように動いているのかを把握し、正しい方向にチームを導くために、決して怠ってはいけない作業だからである。
例えば陸上競技で言えばリレーや駅伝等のチーム競技の場合、メンバーの1人が足が痛いのを黙っていたならば、そのせいでチームは敗戦するだろう。
しかし、先輩や同級生に「報告」し、監督に「連絡」「相談」をすれば、何かしら手だてを講じることができる。そしてその後どうなったのかを、再度監督・先輩そして同級生に「確認」することで、誰も心配することなくチームは好転するに違いない。

しかし、ここ最近の日本社会全体は「報・連・相・確」が遵守されていない。先日のJR西日本の事故のように、人命に関わる大惨事でさえもそう思わざるを得ない。
私は小さい頃、我が家の夕食のテーブルで今日あった出来事を母に話して聞かせていた。
いわゆる「報告」「連絡」である。そして何か問題があれば「相談」へと発展し、次の日にその問題が解決したら「確認」するのだ。そんな小さい子ができる当たり前の作業を、大人ができなくなっているのはおかしい。携帯電話やmailが普及しているこの情報社会にあって、どうしてできないのだろうか?とても奇妙な現象である。
”聞かれなかったから言わなかった”というのは売り言葉に買い言葉ってやつだ。

まもなく関東インカレ。本競技部においては、『報・連・相・確』が非常に重要となってくる。先輩と後輩、上司と部下、監督と選手、家族と自分、同級生同士等、”縦・横のつながり”のある最強の組織をつくるために、基本中の基本『報・連・相・確』を徹底していこう。

【ということで・・・私もご報告!】
私natsuwayは、13年間の交際を経てInopiyo君と2004年7月10日に入籍し、2005年3月12日に結婚式を挙げた。
どこで聞いたのか、学生達に「先生、結婚おめでとうございます!」「名前は何になるんですかぁ?」との質問が多いので、個人的なことだが個人的なHPなのでコラムに書くことにした。
うちは夫婦別姓!仕事はいままでどおり「鯉川なつえ」でやりますのでよろしくお願いします!

2005-05-05
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