「タガタメ」
私の愛するMr.childrenが久しぶりに新曲を発表した。タイトルは『タガタメ』。
その歌詞は重く私の心にのし掛かるものであった。
作詞した桜井和寿さんのコメントを掲載する。
-(中略)良くも悪くも、偶然が重なり合って世の中ができている。
生まれた場所、育った環境、出会った人、歩いた道、
見てきた景色、食べてきた物・・・
その内のどれかが違っていたら人生は別のものだったろうし、
あの日の悲しい事件もきっと起こらなかっただろう。-
私はたかだか31年しか生きていないけれど、いろんな出会いや経験をした。ツライこともあったし、嬉しいこともちょっとは?あった。しかし、私は人生を遠回りしたことは一度もないような気がする。いい事でも悪い事も、その出会いや経験が何かしら今の私に役立っている
からだ。
「偶然」にも、私はいま陸上競技に携わっている。本当ならば私の夢はエアロビクスのインストラクターかアナウンサーになることだった。
しかし、もともとはバレー部だった私が、たまたま中学校対抗駅伝に借り出されて出場し、そこで審判をしていた河村先生(当時筑紫女学園高校陸上部学外コーチ)の目にとまった。
順天堂大学が共学になる時、偶然スーパー陸上で澤木先生に出会い順天堂に入学した。
すべての「偶然」が今の私の人生をつくっている。
私はよく学生に『経験しないとダメだよ』と言う。練習でも試合でも、新しい自分を見つけるためには、型にはまってはいけない。やってみてダメだったら次の作戦を考えればいい。
やる前から結果を想像して尻込みしていては前には進めないのだ。
失敗したっていいじゃない、そこから何かが生まれてくるさ。
一生懸命な人、頑張ってる人、志がある人には、ちゃんと神様が「ご褒美」を用意してくれている。
人生で何かに没頭できることは幸せなことだ。誰のための人生?誰のための陸上競技?
支えてくれる人、助けてくれる人、力になってくれる人がそこにいることを忘れてはいけない。
人生はひとりで築くものじゃない。いろんな出会いや経験から築いていくのだから。
これからまた、さまざまな「偶然」が私の人生に訪れる。すべてが幸運とは限らないが、その「偶然」を生かすも殺すも自分自身であることに違いない。
生きとし生けるものすべてに人生が終わるときがやってくる。
その時に、「私の人生に悔いはない!!」って言えるように努力しよう。